スパイダースとしては、インストナンバーはクラウン時代、ビクター(フィリップス)時代を通じ数曲しか残していない。エレキ全盛期、ベンチャーズに代表されるインストナンバー『ワイプ・アウト』、スパイダース流のアレンジで「聴かせて」くれている。 ほとんどが、ステージでおなじみのナンバーである。リアルタイムでスパイダースを経験した人なら、それぞれに目に浮かぶシーンのある楽曲たちであろう。現役時代を知らない世代には、スパイダースのステージをかなり忠実に思い浮かばせることができるような編集となっているのでぜひ聞いてみてほしい。
マチャアキの歌う『サニー』、ステージでは涙を流しての熱唄だった。マチャアキの涙を見ると「隣でコーラスをつけていると、胸が詰まって歌いづらくなっちゃうんだよ」とイノヤン(井上孝之、現・堯之)がコメントしている。
そのイノヤン、R&Bが大好きだった当時。『オー・プリティー・ウーマン』のパワフルでソウルフルな歌は時代を超えても「一級品」だと感じる。そのことは4人のヴォーカル、それぞれにいえる事ではあるが・・・。