ザ・スパイダース | グループサウンズ大全集~GS I Love You

ロックン・ロール・ルネッサンス+6(ザ・スパイダース)

ロックン・ロール・ルネッサンス+6
ロックン・ロール・ルネッサンス+6
テイチクエンタテインメント
price : ¥2,000
release : 1998/08/21

万人向けではないが、ファンなら聴くべき1枚。

いきなりコレから聴いちゃうと、きっと「あぁー……。」とか思っちゃって、さっさと売り払ってしまう人も、広い世の中にはいるのかもしれない。確かにパブリックな意味での「スパイダースらしさ」は余り感じられないアルバムであり、ましてオリジナルが1曲も含まれないこれが最後のアルバムともなれば、期待して聴いてみてガクッ、となっちゃうのも仕方のないところではある。

ただ、ここまでアルバム何枚か、何年分の音を聴いてきて、すっかり気に入ってしまってる人であれば、ここに記録された音のそこかしこに、隠しようのない《スパイダース的なもの》を、きっと感じ取れるはずだ。ロケンロールのカヴァーといっても普通にやる気などさらさらない、そこがスパイダースのスパイダースたる所以(ゆえん)ナッシンバラ反動、である(意味不明)。
各ヴォーカル陣の中では、ムッシュも好きにやってていいのだが、(もともと歌手として加入したので、このあたりの曲はレパートリーにしていたはずの)イノヤン(井上尭之)のノリが抜群にいい。

スパイダース大作戦(ザ・スパイダース)

スパイダース大作戦
スパイダース大作戦
アルファミュージック
price : ¥2,548
release : 1996/08/28

明治百年、すぱいだーす七年(紙ジャケット仕様)(ザ・スパイダース)

明治百年、すぱいだーす七年(紙ジャケット仕様)
明治百年、すぱいだーす七年(紙ジャケット仕様)
テイチクエンタテインメント
price : ¥1,901
release : 2003/10/22

メンバー全員がオリジナル曲をソロで披露!『蜘蛛巣座七人男』

スパイダース結成7周年を記念して’68リリースされたオリジナルアルバム(通算6枚目)と「ザ・スパイダースアルバムNo.5」の2in1のCD。「明治百年~」の1~7までは、メンバー各人が作詞・作曲(除:田辺昭知)したナンバーでソロヴォーカルを聞かせてくれる。R&B調のパワフルなヴォーカルが聞ける『あなたといる時そんな時』(井上孝之)ー「『損な時』じゃないですよ」のイノヤンの当時のコメント、今でも覚えてますー、一人で作詞、作曲、歌、すべての楽器の演奏で一人多重録音にチャレンジしたムッシュの『ミスター・タックス』、それと初めてソロを聞かせてくれる大野克夫、とかっぺちゃん(加藤充)。この二人のソロは、最初で最後のとっても貴重なナンバー。特にかっぺちゃんの『白い波の少女』、今聞き返すとなんと味のある曲だったの!!って感じです。ライナーにはメンバーそれぞれの自分の歌についてのコメントもあって、偉大な蜘蛛たちを知らない世代の人にもなんとなく彼らのキャラがわかってもらえると思います。後半の「アルバムNo.5」は、『あの時君は若かった』『もう一度もう一度』『いつまでもどこまでも』以外はすべてカバー曲で占められていて、スパイダースの実力を余すところなく聞くことができる構成といえるでしょう。ムッシュが熱唱する『青い影』(P・ハレム)、当時英語の発音に難ありといわれた(失礼)マチャアキ(堺)の『花のサンフランシスコ』(S・マッケンジー)、ビートルズヴァージョンを聞きなれた人にはびっくりの『デイ・トリッパー』、そして、私の大好きなイノヤンの『イン・ザ・ミッドナイト・アワー』(W・ピケット)などなど。全体を通して聞いてもらえば、いかに高い音楽性を持ったグループであったか納得できると思います。だって、今聞いても全然色あせてないんですもん。

THE SPIDERS BALLADS(ザ・スパイダース)

THE SPIDERS BALLADS
THE SPIDERS BALLADS
テイチクエンタテインメント
price : ¥2,375
release : 2003/05/21

ハーモニーの美しさ、じっくり聞ける!

 レコードデビューした初期のころのナンバーから、マチャアキ(堺)がソロとしてザ・スパイダースと並んでジャケットにマークされるまでのバラードを収録。

 オリジナル、洋楽カバー両面でのスパイダースのバラードを聴くことができます。スパイダースのバラードというと井上順が中心になりますが、『悲しみはぶっとばせ』は、イノヤン(井上孝之)の日本語の歌詞でのカバー。他にも『ガラスの聖女』(イノヤン唯一のシングル発表曲)『夜霧のロンドン』(アルバム「Go! Spiders、Fly!Savage」に収録)などイノヤンファンにはうれしいです。

 ロックもいいけど・・・スパイダースのハーモニーの美しさをじっくり聞くにはうってつけのコンピレーション。バラードの中にもスパイダースらしいアレンジや試みが、キラリ、キラリと光ります。『イヴ』の雅楽(笙、かな?)を使ったアレンジは、初期のころのインスト曲『越天楽ゴーゴー』を思わせます。 

ゴー!スパイダース・フライ!サベージ(紙ジャケット仕様)”(ザ・スパイダース)

ゴー!スパイダース・フライ!サベージ(紙ジャケット仕様)
ゴー!スパイダース・フライ!サベージ(紙ジャケット仕様)
テイチクエンタテインメント
price : ¥2,000
release : 2003/12/17

”ヨーロッパ通”の2グループが競演

 オリジナルLPでは、A面をスパイダースが、B面をサベージがそれぞれに6曲づつを収録するというスタイルになっている。日本航空が世界一周路線開設を記念したタイアップものであるが、この直前スパイダースがヨーロッパプロモーションツアー(この間日本では『夕陽が泣いている』が大プレイク)をしており、サベージもロンドンでレコーディングを果たした(未発表に終わったが・・)ということもあって、2つのグループでのAB面シェアとなったようだ。また、サベージについては寺尾聰が、ベース&ヴォーカルで参加している頃の作品でありジャケットでも寺尾を確認できる。
 日本でGSブームが巻き起こる直前のことである。

 『太陽の翼』『空の広場』は、スパイダースがシングルカットしており、また、ボーナストラックとしてバッキング版が収録されている。これもじっくり聞いてみるとなかなか面白い。

 また、サベージ、スパイダースともにインスト曲を収録している。サベージでは、『紅の翼』『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』の2曲をシャドウズのアレンジでカバー、スパイダースでは、大野克夫のオリジナルである『S.P.I.』でイノヤン(井上孝之)がナイスなギターワークを聞かせてくれている。

THE SPIDERS ROCKSゴー!スパイダース・フライ!サベージ(紙ジャケット仕様)”(ザ・スパイダース)

THE SPIDERS ROCKS
THE SPIDERS ROCKS
テイチクエンタテインメント
price : ¥2,375
release : 2003/05/21

様々な”Rock”のカタチ

 完全オリジナルから自作カバー、洋楽のカバー・・そんな意味での「様々」と楽曲のスタイルの「様々」・・

 オリジナルにしても、洋楽のカバーにしても、ある意味スパイダースらしいオリジナルのノヴェルティーソングのエンターティナー性にしてもJ-ロックの草分けとしての貫禄を見せてくれるコンピレーションCDですね。

 完全に私の趣味なんですが・・・イノヤン(井上孝之、現・堯之)のソロを聞いてください。『オー・プリティー・ウーマン』、この時代、これほどソウルフルでパワフルなヴォーカルや、ご機嫌なギターワークを聞かせてくれるシンガーやグループって、なかなかいなかったと思うんですが・・・

スパイダース・ストーリー(ザ・スパイダース)

スパイダース・ストーリー
スパイダース・ストーリー
テイチクエンタテインメント
price : ¥2,375
release : 2000/02/23

歌と演奏、そしておしゃべり。楽しいベスト盤

このジャケ写だけみると、どうも関西お笑い系っぽい雰囲気もあって、そういう人たちなの? と思う人も多そう。まぁ実際そういう部分も大きかったんだけど(笑)、実力もちゃんとありました。そのあたりの両面が、歌と演奏、そして曲間のトークでいやというほど味わえる、67年発売された2枚組ベストLPの、2in1でのCD化。

オリジナルで1枚、外国曲のカヴァーで1枚(LPとしては)、という構成からして彼らの自信のほどをうかがわせますが、マチャアキと(井上)順ちゃんが進行させる全員でのトーク部分も、実に楽しい(曲とはかぶらないので、ご安心を)。カッペちゃん(加藤充氏)に「なんとなく なんとなく」のセリフを言わせようとするくだりなど、何度聴いても笑ってしまう。もちろん笑わせるだけでなく、リーダーの田辺氏やムッシュらによるシリアスな話や音楽談義もきけるのがうれしい。

楽曲、演奏の完成度はいうまでもなく、音質も(この少し前の発売の、オリジナル・アルバムCD化シリーズもいい音だったが、それ以上)さらに向上している曲もあり、これにはちょっとビックリ。
7人の自筆バイオ(順ちゃんのみ聞き書き?)、このアルバムが出るまでの年表など、資料の面でも充実してます。

ポップ・カヴァーズ(ザ・スパイダース)

ポップ・カヴァーズ
ポップ・カヴァーズ
テイチクエンタテインメント
price : ¥2,375
release : 2001/01/24

4つのインストナンバー収録・往年のステージを彷彿

 スパイダースとしては、インストナンバーはクラウン時代、ビクター(フィリップス)時代を通じ数曲しか残していない。エレキ全盛期、ベンチャーズに代表されるインストナンバー『ワイプ・アウト』、スパイダース流のアレンジで「聴かせて」くれている。

 ほとんどが、ステージでおなじみのナンバーである。リアルタイムでスパイダースを経験した人なら、それぞれに目に浮かぶシーンのある楽曲たちであろう。現役時代を知らない世代には、スパイダースのステージをかなり忠実に思い浮かばせることができるような編集となっているのでぜひ聞いてみてほしい。

 マチャアキの歌う『サニー』、ステージでは涙を流しての熱唄だった。マチャアキの涙を見ると「隣でコーラスをつけていると、胸が詰まって歌いづらくなっちゃうんだよ」とイノヤン(井上孝之、現・堯之)がコメントしている。

 そのイノヤン、R&Bが大好きだった当時。『オー・プリティー・ウーマン』のパワフルでソウルフルな歌は時代を超えても「一級品」だと感じる。そのことは4人のヴォーカル、それぞれにいえる事ではあるが・・・。

 
 

コンプリート・シングルズ(ザ・スパイダース)

コンプリート・シングルズ
コンプリート・シングルズ
テイチクエンタテインメント
price : ¥3,610
release : 1999/10/21

スパイダースのミュージッククロニクル~スパイダースの入門書的CD~

 ’64のレコードデビュー作である『フリフリ』から堺正章のソロとしてのスタイルが確立された’70『悪魔のようなおまえ』の約6年間にわたったスパイダースのシングルA/B面を網羅したCDです。

 リアルタイムでスパイダースを経験した人は、収録されたナンバーの一つ一つによみがえる思い出があると思うし、新しいリスナーにはスパイダースというグループの音楽通史的な意味を持ったものとなるでしょう。

 ここで各楽曲についてのコメントはあえていたしません!なぜなら、Disc1~Disc2へと聞き進んでいくうちに、彼らがあたかも人間で言えば少年から青年へ、そして壮年へと成長していくかのような、オリジナリティーや演奏の変化を感じていただけると思うからです。

 全収録分のジャケットがカラーで掲載されている点も、スパイダースファンであった私には嬉しい1枚です。
 
   

’67~アルバムNo.3+6(ザ・スパイダース)

’67~アルバムNo.3+6
’67~アルバムNo.3+6
テイチクエンタテインメント
price : ¥1,901
release : 1998/08/21

いちばん好きなアルバムは他にあるんだが、

(井上)順ちゃんのほのぼのキャラがいい味の「なんとなく なんとなく」、マチャアキのシャウト一発!「孤独の叫び」、ムッシュの「ブーン・ブーン」に「夢のDC8」(これのみ、ボーナス収録のサベージとの競演盤の分)にイノヤンとのサイケなデュオ「なればいい」……、といった具合に、スパイダース・マイベストをオレが挙げるとすれば必ず出てくるはずの曲が目白押しなので、結局のところよく聴いているアルバムではある。

じゃあ何故『No.3』が《いちばん好きなアルバム》じゃないかというと、66年後半のシングル曲と、(フォー・トップスの「リーチ・アウト…」をやってるとこなんか、なかなか鋭いと思わされる)カヴァー曲がほぼ半々の中で、たとえ「のらねぇ」にせよ大ヒット曲だし、入れざるを得ない(大名曲と思うし好きだが、当時のスパイダースにとってはかなり異質な楽曲だった)「夕陽が泣いている」の扱いをどうするかという事が、構成上のネックになってしまったような印象を受けるせいかもしれない。結局アルバムのラストに入れたというのは、なかばボーナス・トラック、ということなのだろう。

一方、このCDでのボーナス収録となるサベージとの競演盤の片面6曲分は、「夕陽が」同様に歌謡曲路線の「太陽の翼」を頭に持ってきたら、JALとのタイアップ盤とはいえ、あとは好きにやらせてもらおう、みたいな感じが、逆に好結果をもたらしたようで、サベージの6曲-彼ら自身のCDに収録-同様、なかなかの聴きものとなっている。

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